ヴィーガンへの手引書

こんにちは♪

地球や子供達の未来を思うなら、ヴィーガンを選択する事はとっても素晴らしい選択だと思います。

尊敬すべきマイケル・グレガー先生も推奨していた「BECOMING VEGAN」という本の内容が素晴らしかったので、時間があるときに少しずつこの本の内容をシェアしたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。

なお、メルマガでは、翻訳した分の全文をお読み頂けますので、どうぞよろしくお願いいたします♪

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思いやりの輪を広げよう

その問題に沈黙するようになった時、我々の人生は終わりに向かっている(by マーティールーサーキング)

現状に立ち向かうためには、内なる莫大な力が必要です。人生において道徳的文化的責任があり、それが必要に迫られてさえいる影響力がある人々を受け入れたり、圧力をはねのけたりするのは大変勇気がいります。

しかしながらもし人々が社会的な不正や、未だに法的に認められている奴隷制度に立ち上がらなければ、貧困、教育が受けられない、女性には選挙権が与えられないなどの状況は変わらないでしょう。

完全菜食のライフスタイルは社会的な正義とどんな関係があるのでしょうか?

もし動物たちが単なる資源としてみなされるのであれば、それは社会的な正義とはなんの関係もありません。しかしながら、もし動物たちを感覚豊かな存在とみなすのであれば、それは社会的な正義と強い関係性を持っています。

我々と関わるのは人類だけでなく、人類以外の動物たちもまた同じ時代を生きる仲間です。ヴィーガンになることは動物たちの権利の侵害に立ち向かう標準的な方法になりつつあります。

ヴィーガンの倫理的な考え方の元は、菜食を教義の一部として、動物達に思いやりを持つことを強く説く、東洋の、仏教、ジャイナ教、ヒンズー教などで、悟りを開いた聖人や魂のリーダー達により広まりました。

西洋でヴィーガンの考え方の元を広めたのは6世紀を生きたギリシャの哲学者で数学者のピタゴラスです。ピタゴラスは動物の肉を摂取しませんでした。また彼の弟子達にもそうするように指導しました。

他にもプラトン、プルターク、セネカ、オヴィデウス、ソクラテスなどの多くの卓越した知識人達が完全菜食主義でしたが、西洋の文化圏では菜食主義のルーツになる道徳観は19世紀の半ばになるまで確立されませんでした。

その中心は英国で、選ばれしキリスト教の教会の道徳観のあるリーダー達が先導していました。東洋の教えや実践とは対照的で、最初はその影響力は限られていましたが、西洋では地に足のついた運動になっていきました。

ヴィーガン(完全菜食)への目覚め

1944年までは動物製品を全く摂取しない新しい菜食主義を発展させようとする個人のグループの声は小さかったのですが、盛り上がってきたイギリスの菜食運動では、乳製品を摂取の倫理観が熱く議論されました。

現代の菜食主義運動の父は、ドナルド・ワトソン(1910-2005)その同朋です。彼らは、食肉産業、卵や乳製品の産業は切っても切れない関係にあることを理解していました。というのも、卵や牛乳の生産のために飼われている動物達も生産できなくなれば、最後は食肉用に処分されます。

彼らのようなイギリスの完全菜食者達は、乳製品や卵を使うことは、菜食の倫理に反するとして、食肉産業とその他の産業とのつながりに対抗しました。彼らば動物と人間が歩み寄り、動物の搾取がない、真の調和社会を目指していました。

そのため彼らは最初のヴィーガン協会を1944年に設立しました。発足当初のメンバーはたった25人でした。

1950年代にロンドンの内科医フレイ・エリスヴィーガン協会のメンバーに加わった事により、ヴィーガン(完全菜食)の健康に関する科学的な理解が強化され協会の地位が上がりました。

1948年には、キャサリン・ニモーとルビン・アブラモウィッツがカルフォルニアのオシーノに米国で初めてのヴィーガン(完全菜食)協会を立ち上げました。

H・ジェイ・ダインシャーにより米国内組織の米国ヴィーガン協会(AVS)が設立された1960年まで、そのヴィーガンの協会は会員を集めました。

強力な支持を得てニモーは協会で初の有給の会員になり、以前ニモーが作ったヴィーガン協会の会員達は米国ヴィーガン協会に所属するように推奨されました。

ジェイは2000年に亡くなりましたが、米国ヴィーガン協会は彼の妻の指揮の元組織が存続しました。フェレーラ・ダインシャーは米国ヴィーガン協会が発足して以来組織を指揮しています。

米国ヴィーガン協会はアヒンサー(サンスクリット語で非殺傷を意味する)活動をヴィーガンのライフスタイルの一環としてずっと続けています。

AVSの会員達はアヒンサーを早急に解決すべき世界的な課題だと受け止め、(AHIMSA)の文字に沿って作られた次の6つの考え方の柱を支持しています。

A:動物性製品の節制

H:生命に敬意を払い傷つけない

I:思考、言葉、行動を統合する

M:自分自身をよく知る

S:人類、自然、創造物に奉仕する

A:真実と理解を深めていく

しかしながら、

ジョーン・ロビンスの「Diet for a New America」というヴィーガンの草分け的な書籍が発表された1987年までは、ヴィーガン運動はアメリカで大きな潮流ではありませんでした。

この書籍は食用動物の飼育工場の現場、環境、私たちの健康に関しての闇の部分に初めて光を当て、一石を投じた書です。今日、世界50カ国以上でヴィーガンのグループや協会が出来ています。

ヴィーガンの世界的なネットワークはニュース、イベント、フォーラム、健康の配布物などにオンラインで供給しています。

コラム:ヴィーガン基金と世界

ドナルドワトソンはヴィーガンという言葉を、全ての動物製品の摂取や利用を全くしない特別な菜食主義であるという投げかけをしました。彼は菜食主義を81年。ヴィーガンを63年続けていたので、全く従来の薬やハーブの処方などのの必要性がなく、生活習慣病とも無縁でした。

彼の長寿は遺伝ではなく、彼の父は63歳で亡くなり、70歳を超えて生きた親戚は僅かでした。彼は年を取ってもなお、肉体的に健康だっただけでなく、精神的にも充実していました。

残されているほとんどのワトソンの有名なインタビューは90歳を越えた後収録されたものです。彼は95歳でなくなる直前まで素晴らしいインタビューの記録を残しました。

ヴィーガンはどうやって発音するのか?

ヴィーガンの正しい発音方法は「vee-gan」もしくは「vee-gen」です。アクセントは最初の音節です。「vai-gan」「vey-gn」「vee-jan」は正しい発音ではありません。

ヴィーガンの定義

ヴィーガンとは、完全菜食のライフスタイルをを求める生き方をしている人たちの事です。

完全菜食主義(ヴィーガニズム)とは、全ての生命に対して敬意と思いやりを持ち、全ての動物たちを搾取すべき資源とみなす事に、反対する考え方の事です。

ヴィーガンは動物由来の、食品、毛皮革製品などの衣服、ウール、絹や動物を原材料にしたパーソナルケア製品、クリーニング製品など全てを避ける消費者の事で、その代わり動物を原材料にしていない代替品を好んで使います。

またヴィーガンは、動物実験、動物たちを利用した娯楽など動物を不当に扱うような事も避けます。

ヴィーガン食は、母乳を除いて、肉、鶏肉、魚、乳製品、卵、ゼラチン、その他の動物性の製品なども摂取しません。

ヴィーガンが食べる食事は全て、野菜、果物、豆類、穀物、たね類植物由来の原材料を使っています。純粋な菜食主義者とはヴィーガンのライフスタイルの実践者ではなく、ヴィーガン食の実践者の事を言います。

純粋なヴィーガン食の実践者は革製品などの、食事以外の動物製品は使います。彼らは、研究で動物実験をする事や動物を使った娯楽などには反対してはいません。こうした純粋なヴィーガン食の実践者たちは、主に自分たちの健康を気遣う選択をしていて、動物を食べる事への倫理的な気持ちからではない事がほとんどです。

しかしながら、純粋なヴィーガン食の実践者たちはヴィーガンの哲学について学ぶ度にヴィーガンのライフスタイルの実践者になっていきます。

ヴィーガンとして在り方と周囲への伝え方

ヴィーガンだからといって、個人的に純粋だとか道徳観が優れているとかそういう訳ではありません。ヴィーガンで在る事は、出来るだけ動物への搾取を避ける事で自分自身の思いやりの輪を広げる意識の選択をしています。ヴィーガンである事で中心軸が自分から他者へとシフトしていきます。

もし動物性製品を避け、動物たちを搾取する事にたとえ時々でも声をあげていれば、あなたは既にヴィーガンです。正式にヴィーガン会員証の所持を、調査するヴィーガン警察は存在しません。そんな事をしたらヴィーガンの会員組織は急速に縮小するでしょう。

ベジタリアン(菜食主義)のルーツ

「ベジタリアン(菜食主義)」という言葉は1842年に設立されたイギリスのベジタリアン協会発祥の言葉です。「ベジタリアン」は「元気、新鮮、活力」を意味するラテン語です。初期の頃自分たちの事を「ベジタリアン(菜食主義者)」と呼んでいましたが、現在はそれはヴィーガン食の事を意味しています。1842年4月〜1847年9月の間の過去の記録を辿ると、「ベジタリアン(菜食主義者)」は植物性の食品のみを摂取していました。

現代社会では100%「動物虐待フリー」になる事は実際には難しいです。例えば、キャンディーに使われている天然の赤4号の着色料は昆虫由来ですし、グラス一杯のワインには魚の膀胱の膜から作られたゼラチンが使われている事は、周知の事実です。

残念な事に、電話、マッチ棒、サンドペーパー、カラージェル、劇場のライト、写真のフィルム、車、自転車、飛行機、パソコンなど数多くのものが動物由来の製品です。

市場に深く浸透している多くの動物性の製品の出どころを辿って、そうした製品を避けて、思いやりを持って生きて行く努力をする。実際には動物性由来でない製品を使用しながら、そうした努力をする事で、完全にそれらの使用を避けるよりも、はるかに動物たちの苦痛を軽減していけます。

デジタルが普及する前のカメラ時代を思い出してください。移行期にもしフィルムを使う事を突然やめていたら、何千人もの動物虐待の映像に心を動かされたような人たちも、動物虐待に気づく事さえなくそのままの生活を続けていたはずです。

ヴィーガン・ライフスタイルは動物の苦痛を減らす事を目的としていて、その製品自体を使用をやめる事を目的とはしていません。

(翻訳終了)

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