なぜ?珍しい種類のアレルギーが台頭?その謎に迫る!

あなたもいままでほとんど報告がなかった珍しい種類のアレルギーがある日突然、流行病の様に当たり前のアレルギーになるという例を幾つかご存知だと思います。例えばピーナッツアレルギー。ピーナッツアレルギーは米国では現在150万人が罹患していると言います。わが国ではゼラチンアレルギーが、1990年代半ばにはそれ以前の調査に比較して10倍以上になったという報告がなされています。でも、なぜ珍しかった種類のアレルギーが突然台頭してくるのでしょうか?今日はその謎に迫ってみたいと思います。

 

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珍しい種類の薬の添加剤アレルギー?PUBMedの論文より

予防接種

珍しいタイプのアレルギーとして薬の添加物のアレルギーと言うのが有ります。薬の添加物アレルギーは珍しくめったに起きない種類のアレルギーなので、医療機関ではその原因に中々気が付かないかもしれません。でも蕁麻疹の治療をする為に使った抗ヒスタミン剤で蕁麻疹が悪化したと言う例もあります。そういうケースでは薬の添加物に対するアレルギーが疑われます。本当に薬の添加物でアレルギーが起きる事が有るのか?薬の添加物がアレルギーの原因になるという研究があります。

ネット上の米国医学論文図書館に、インドのAllergy & Asthma ClinicのVipulkumar Shahらの珍しく新たな種類のアレルギーである、薬の添加物アレルギーの研究論文が掲載されています。

この実験では薬の添加物として良く使われる、イエロー・タートラジン(黄色4号)、二酸化チタン、サンセット・イェロー(黄色5号)、ブリリアント・ブルー、キノロン・イエロー、タルカム、Ponaceue 4Rを抗原として選択。24人の被験者に48時間前述の薬剤についてパッチテストをして、皮膚にアレルギーの過敏反応が出るかどうか調べてみました。

その結果24人中15人の被験者ではイエロータートラジンのみに陽性反応が出ました。また二酸化チタンでは3人の被験者で陽性反応を示しました。またキノリン・イエローとタルカムとブリリアント・ブルーの3種類に対して陽性反応が出たのは2人。また3人の被験者はイエロー・タートラジン、サンセット・イエロー、タルカムに対して陽性反応が出ました。

珍しいケースでは有るかもしれませが、(本当に珍しい?)ある種類の薬の添加剤に対してアレルギー反応を起こす患者さんもいるので、パッチテストに薬の添加剤を含める事も検討する必要がある事をこの研究では示唆しています。

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珍しい?珍しくない?アレルギーの原因となる可能性がある薬の添加剤の種類?

日本薬学会の薬学用語解説のサイトに「医薬品添加物」とし て次のように定義されています。 (日本薬学会の薬学用語解説のサイトにおける「医薬品添加物」の定義) 「製剤に含まれる有効成分以外の物質。製剤化を容易にする、品質の安定化を図る、有 用性を高めるなどの目的で、ほとんどすべての医薬品に添加されている。用途により、賦 形剤、安定剤、保存剤、緩衝剤、矯味剤、懸濁化剤、乳化剤、着香剤、溶解補助剤、着色 剤、粘稠剤などと呼ばれる。これらは製剤の投与量において薬理作用を示さず、無害でな くてはならないが、アレルギーなどの有害反応を引き起こすことがあるので、注意を要す る。」

つまり添加剤は本来無害で有る必要が有るそうです。(本当かな?)でも実際にはパッチテストなどで調べるとアレルギーの原因となる可能性があるという事ですね。

PubMedの論文にも有りましたがこうした薬物の添加剤が原因で起きる種類のアレルギーは、本当にまだまだ珍しいアレルギーなのでしょうか?では添加剤には具体的にはどんなものが有るのでしょうか?添加剤の役割と材料を日本薬学会のHPを参考に調べてみました。

賦形剤

錠剤、散剤(粉薬)、顆粒剤などの固形製剤に、成型、増量、希釈を目的に加えられる添加剤の事です。有効成分と均一に混合できること、比較的配合量が多くなるため、味に問題がないこと、また、錠剤、顆粒剤においては崩壊性、溶出性にも考慮し、乳糖、結晶セルロース、デンプンなどがよく用いられるそうです。

保存剤

微生物の発育を阻止するために加えられる防腐剤の事です。例えばパラオキシ安息香酸エステル類(パラベン)、塩化ベンザルコニウム、クロロブタノール、クレゾールなどが用いられるそうです。

乳化剤

水と油のように混じりあわない液体を乳化するために加える添加剤。主に界面活性剤が用いられるそうです。軟膏剤などの外用剤では、ポリソルベート80などの非イオン性界面活性剤、輸液などには細胞膜成分でもあるレシチンが用いられるそうです。

着色剤

先ほど紹介したPubMedの研究では、まだ珍しく比較的新たな種類のアレルギーの原因として、薬の添加剤のうちのタートラジン、キノリンイエロー、サンセット・イエローなどの着色剤も候補に挙がっていました。着色剤については2007年に英国食品基準超はADHDの子供に食べさせると影響が出やすい事から、自主規制するように勧告がなされています。

その勧告ではタートラジンを含む数種類の合成着色料と合成保存料の安息香酸ナトリウムを同時に摂取すると相互作用がある事が指摘されています。(参考サイト)また、2008年4月に英国食品基準庁は、注意欠陥・多動性障害(ADHD)との関連の疑われるタール色素6種類について2009年末までにメーカーが自主規制するよう勧告もしています。

自主規制対象となったタール色素は:アルラレッド(赤色40号)、ニューコクシン(赤色102号)、カルモイシン、黄色4号(タートラジン)、黄色5号(サンセット・イエロー)、キノリン・イエローの6種類です。

これらのタール系着色剤のうち、薬の添加剤としても使われているタートラジン、キノリン・イエロー、サンセット・イエローなどは実際にまだ珍しい種類ののアレルギーとして確認されて間がないし、研究も多くはないのです。しかしながら、アレルギーを起こしやすかったり、注意欠陥・多動性障害(ADHD)の小児ではこうした着色剤が含まれていないかどうかの注意が必要です。

因みにこのADHD児に影響が有るとされたタール系の着色剤のうち、赤102号に関して日本では食品添加物として認められていますが、カナダ、ベルギー、アメリカなどでは食品への使用が禁止されています。こんな事例一つとっても、日本って本当に化学物質の摂取が大好きなお国柄なのかしら?と、思わずにはいられません。でも、国の基準を変えようとしても中々難しいでしょうから、私たちの食品選別の基準を変える方がエネルギーは少なくてすむと思います。

それでは、薬の添加物が原因で有る食品のアレルギーの流行を招いたという例をみてみましょう。

ペニシリンは珍しい種類のアレルギーだったピーナッツアレルギーを増やした犯人?

1940年代には、ペニシリンも珍しくなくなり良く使われる種類の抗生剤として知られていました。ペニシリンが珍しくなくなりポピュラーな種類の抗生剤となって、ほどなくして効果を長持ちさせるために添加剤として賦形剤が加えらたものが、臨床で使われるようになりました。この賦形剤は分子をくっつけて保持し、薬の効いている時間を長くします。賦形剤なしにはペニシリンの効果は2時間しか持ちません。この時に使われる賦形剤として精製された油が最適です。

そうした意味ではピーナッツ油は最適な働きをします。

ペニシリンが珍しくなくなり良く使われる種類の抗生剤となってほどなくして、ペニシリンアレルギーも珍しい種類のアレルギーではなくなりました。その後ペニシリンアレルギーの原因は薬に添加された賦形剤のピーナッツ油であることがすぐに突き止められました。現在多くの種類の抗生剤が出ていますが、それでもペニシリンにアレルギーを持っている人は珍しくないので、良く「ペニシリンアレルギーは有りませんか?」と医療機関では聞かれます。実はこのペニシリンアレルギーと言うのは添加物のピーナッツ油に反応しているのです。

1953年にはペニシリンアレルギーは珍しい種類のアレルギーはなくなり、全米で12%の人がペニシリンに対してアレルギーを持っていました。ここまでペニシリンアレルギーが増えた原因としては、生命にかかわる様な感染症にかかった時にはペニシリンの投与が非常に有効であったという、背景が有ります。

1950年までは、子供からお年寄りまで全ての人に、例え感染症でなくても疾患を選ばずにとにかくペニシリンが投与しまくられました。こうした状況をみてアレキサンダー・フレミング博士はペニシリンの乱用について警告を出しましたが、その声は届かず、ペニシリンは魔法の万能薬として使われ続けました。

そして1950年代に入ってそれまで米国では珍しくめったにない種類のアレルギーだった、ピーナッツアレルギーの患者が出始めました。ピーナッツアレルギーは命にかかわるような重症な症状を引き起こします。勿論その珍しい種類のピーナッツアレルギーの患者が増加し始める以前にも、米国でもピーナッツは沢山食べられていました。

ペニシリンアレルギーは実は薬の添加剤として加えられていた、ピーナッツ油に反応して起きていた種類のアレルギーだったという考え方ですが、これは世間ではほとんど知られていません。でも個人的にはとても納得のいく話でした。

それまで珍しい種類のアレルギーだったピーナッツ油入りのペニシリンが乱用されて、ペニシリンアレルギーが珍しい種類のアレルギーじゃなくなった。そしてほどなくして、それまで珍しい種類のアレルギーだったピーナッツアレルギーが、珍しい種類のアレルギーじゃなくなった!

とても分かりやすい話ですね!(え!分かりにくかった?)

それでは他に薬の添加物が原因で、それ以前は珍しかった種類のアレルギー患者が増加してしまった例は他にも有ったのでしょうか?

この単元はこちらのページを参考にしています。

珍しい種類のアレルギー↑ワクチンがらみ!日本の事例

ゼラチンは長い間、アレルギーの原因にはなり得ない種類の添加物と考えられていたため、あまり疑問も無くゼラチンはワクチン、医薬品、化粧品あるいは食品の安定剤などに用いられてきました。しかしながら、1973年にはこれまで報告がなかった珍しい種類のゼラチンアレルーの死亡例が初めて報告され、ゼラチンアレルギーの存在が注目されるようになりました。

またワクチン添加剤の種類は多くありますが、そのうちのゼラチンによるアレルギー反応の報告は1989年に最初にされました。ワクチン中のゼラチンによるアレルギー反応はそれ以前には報告がなかった珍しい種類のアレルギーです。

国内でも1995年以降、それまでは珍しい種類のアレルギーであった、ゼラチンアレルギーの報告が多数されるようになりました。

それではこの珍しい種類のゼラチンアレルギーはどのくらい増加したのか?札幌市の生後3か月~5歳までの乳幼児を対象にした調査によると、1973年~1993年の20年間のゼラチン特異抗体の陽性頻度は1236名中2名で、0.16%でした。それに対して、1994年~1996年の3年間の陽性頻度は490人中9名で、1.8%で、その頻度は約10倍に跳ね上がっていました。

それではなぜまれで珍しい種類のゼラチンアレルギーが増えてしまったのでしょうか?

国立病院機構高知病院小児科の小倉 英郎先生によれば、2つの原因が考えられるそうです。

珍しい種類だったゼラチンアレルギーが増加!その真相は?

小倉先生によれば2つの原因が考えられるそうです。その一つは、ゼラチンを含む食品の摂取量増加が、それまで珍しい種類のアレルギーだったゼラチンに感作する機会を増やしたする考え方です。実際に国内の食用ゼラチンの年間販売量は1985年の3700トンから1990年には6000トンに増加しています。

そしてもう一つは理由はDPT(3種混合ワクチン)中に含まれる微量(0.02~0.05W/V%)のゼラチンが感作の原因だとする考え方です。1996年の臨床とウィルスに発表された堺 春美先生の研究によれば、1995年の予防接種法の改正以降、乳児期にDPT(3種混合ワクチン)第1期初回接種をするようになりましたが、その時期にそれまで珍しい種類のゼラチンアレルギーが増加しました。

堺先生は、DPT(3種混合ワクチン)中の微量のゼラチンで感作が成立した状態に、更にゼラチン入りの麻しんワクチンを摂取する事が、ゼラチンアレルギーの増加の原因になったのではないかと、述べています。

またワクチンに添加されたゼラチンの濃度に関して、1994年に耐熱性を高める為にゼラチンの濃度を従来の0.2%から2.0%にした麻疹ワクチンおよびおたふくかぜワクチンによる、アナフィラキシーショックの報告が相次いでなされるようになりました。

そのような状況を受けて、1996年から1998年にゼラチン対策が進み、ワクチン接種におけるゼラチンアレルギー問題は収束しました。

まとめ:珍しい種類のアレルギーを増やすのはワクチン?薬の添加物?

ワクチンや薬の添加物により感作が成立して、それまでは珍しい種類のアレルギーだったのに、珍しくなくなるという考え方は私にとってはとても納得が行く考え方です。もし私がまだ子供を産むことが出来るとしたら、(残念ながらそんなことはもうないですが・・笑)わが子をアレルギーにしたくないので、ワクチンや薬は極力避けたいと思います。ADHDと関連性のあると言われている着色料入りの薬もどうかと思うしね・・。これから、お子さんを持つお母様もさらにご自身で調べてみて下さい!さて皆さんはどう思われますか?

どんな医療を選択するのかも、消費行動の一つです。賢い消費者になりたいものですね!

おまけ

良く使われるアレルギー治療薬アレグラ錠の添加物です。

(添加物)
アミノアルキルメタクリレートコポリマーE、乳糖水和物、結晶セルロース、結晶セルロース(粒)、ステアリン酸マグネシウム、ポビドン、クロスポビドン、香料、含水二酸化ケイ素、アスパルテーム(L‐フェニルアラニン化合物)

お次は同じく良く使われる覚せい剤入りのアレルギー治療薬ディレグラ配合薬の添加物

(添加物)
カルナウバロウ、ステアリン酸、軽質無水ケイ酸、 結晶セルロース、クロスカルメロースナトリウム、 部分アルファー化デンプン、ステアリン酸マグネシ ウム、ポリビニルアルコール(部分けん化物)、酸 化チタン、マクロゴール4000、タルク、黄色三二酸 化鉄、三二酸化鉄

まあ色々入っているよね!覚せい剤入りっていうだけで、この薬は飲ませたくないけど、添加物を見たら更に我が子には使いたくないな~。さて、皆さんはどんな選択をされますか?

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