砂糖の漂白や水の濾過に使われる動物の骨

こんばんは

以前「砂糖は白い薬です!」とい記事を書きましたが、今回はその続きみたいな感じです。
砂糖の漂白に骨炭という、「動物の骨(脚など硬い骨の部分)を800℃以上の温度で蒸し焼きにして、完全に有機物を炭化し、炭素が炭として残った多孔質の粒状の黒色の物質」が使われているということをご紹介します。やっぱり精製された白砂糖はベジな観点からも使いたくないですね。

私もなるべく動物性の食品はラベルと見て避けるようにしていますが、砂糖のようにラベル表示がない食品だと避けようが無いですよね。それに、そうしたものが基礎調味料の製造過程で使われているとなると、そうした動物に対するアレルギー反応を起こす可能性が無いとは言えませんよね。

今回ご紹介するのは独立行政法人の農畜産業振興機構のHPからの「砂糖の白さは天然の色」という記事です。記事の中から一部抜粋すると、

「巷には、「自然のものの方が健康によい」という“自然信仰”が溢れている。砂糖についても、“白い砂糖は健康にマイナス”で、自然に近い色のついた砂糖の方が健康に良いので、上白糖やグラニュー糖より黒砂糖や三温糖の方が健康に良いと、健康に関心の深いヒトほど、その様に思っている傾向がうかがえる。

 
 何故、色のついた砂糖は健康に良いのか、この意識の問題を解く鍵は、なかなか見いだされないが、少なくとも、ヒトが、自然にある砂糖は色がついており、白い砂糖は化学的な処理で白くしたと思っている事にあると推測される。そこで、この誤った「色信仰」を解くために、砂糖と色の違い、砂糖の色はどのようなモノなのか、あるいは砂糖の色をどの様にして取り除くのか、現在までに解っていること、現在行われている色の除き方について、述べることにする」

このように冒頭で言っていて、そして結びで白砂糖は製造過程から見ても天然の物を使い安全だとしています。これって本当に安全だと思いますか?ご判断は各自にお任せします。

そしてこれ以外にもこの骨炭使われていました!
http://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/hyoujun_gijutsu/mizushori/1-5-1.pdf#search=%E9

なんと、フッ素除去のために骨炭が水の濾過過程に使われていると言うのです。水に使われているとなると、もはや完全なベジ生活はやっぱり無理ですね。「そんなこと言ったって完全に避けるのは無理だからどうでもいいじゃん。」という半ベジの方の声が聞こえてきそうですが、それでもそれは動物を犠牲にして食べていい理由にはならないと思います。

そして、砂糖の製糖過程です。

独立行政法人の農畜産業振興機構のHPからの「砂糖の白さは天然の色」から

(一部抜粋開始)

6.着色物質の除去の方法

(1)除去方法の考え方

 歴史的に見れば、砂糖の結晶を白く見せるために、多くの先人が色々な方法を試み、苦労の中から、多くの方法をあみ出し、現在に引き継がれて来ているわけである。そして、その方法には、大きく分けて二つある。
 
 その一つは、
 
(ア)結晶を造るための砂糖液に存在する着色物質自体を無色の成分に変えることである。そうすれば、たとえ無色となった成分が結晶に収蔵・付着したとしても、結晶は、無色・透明となる。代表的な例として、過去に世界的に普及した技術である「亜硫酸法」による脱色法がある。この方法は、開発途上の国々では耕地白糖の製造に現在も使われているが、食品の安全という面から徐々に少なくなってきている。日本やEU、米国などの先進国では、「亜硫酸法」による砂糖の製造は行われていない。
 
 もう一つの方法は、
 
(イ)結晶を造るための砂糖液から着色物質を取り除くことである。そうすれば、砂糖液中には着色物質が含まれていないので、その砂糖液から造られた結晶には、着色物質が 収蔵・付着しないので、当然、無色・透明となる。
 
 

(2)着色物質を除去する方法

 現在、白糖の製造には、前述(1)-(イ)の方法が世界的に一般的である。方法としては色々あるが、ここでは、日本の精糖工場で一般的に行われている方法について記述することにしたい。
 
 日本の精糖工場の多くは、図3に示すような工程を持っている。この中で、着色物質を除去する工程としては、洗糖操作、炭酸飽充、骨炭濾過、脱色用イオン交換樹脂への通液、煎糖操作である。通常、骨炭濾過と脱色用イオン交換樹脂への通液の工程は、脱色工程と呼ばれている。そこで、順次、各工程での着色物質の消長の要点を記述することとする。
 
 
(ア)洗糖操作
 最初に、結晶表面に付着した着色物質を取り除く操作を行う。これが洗糖操作である。同操作は、原料糖に75~80Bx(固形分濃度;重量/重量%)のシラップを原料糖当たり20~50%加えて良く混合する。この時、シラップ中の砂糖濃度が高いために、結晶の溶解は、最小限に抑えられ、結晶表面に付着した着色物質などが溶解してシラップに移行する。
 
 これで、結晶表面に付着した着色物質を取り除くことができる。得られた結晶とシラップの混合物は、マグマと呼ばれ、遠心力を利用した洗糖分離機で分蜜され、洗糖と洗糖蜜に分けられる。洗糖蜜の一部は再び洗糖工程に戻される。図4のように、本操作により4,300~4,500程度のICUMSA色価を持つ原料糖がICUMSA色価1,700程度の洗糖となる。
 
 
 
(イ)炭酸飽充
 洗糖の着色物質の殆どは、結晶内部に収蔵されており、これらの着色物質を除去するためには、溶解して、砂糖の分子と着色物質の分子に離さなければならない。そこで、洗糖をメルターで70~80℃の温水で溶解して60~70Bxにする。この溶液、メルトリカー(ローリカー)を飽充槽に送り、炭酸飽充処理を行う。
 
 炭酸飽充では、メルトリカーに糖液ホィールで石灰乳を原料糖当たり0.6~0.8%加えて混合した後、複数の連結した飽充槽に順次送り、槽内に二酸化炭素を飽充する。そうすると、石灰乳中の水酸化カルシウム(Ca(OH)2)が二酸化炭素(CO2)と反応して不溶性の炭酸カルシウム(CaCO3)を生じ、リカー中の着色物質を含む不純物を取り込んで沈殿物を形成する。この沈殿物を含むリカー(飽充リカー)を濾過して、ブラウンリカーを得る。
 
 炭酸飽充工程では、浮遊物やコロイド性の物質を効率的に除去できるが、着色物質も効率よく、除去できる。ICUMSA色価で1,500~1,700程度のメルトリカーを本工程で処理し、濾過すると、図4のようにブラウンリカーのICUMSA色価は、600~900程度まで減少する。ただし、本工程は、一時的に飽充リカーが強アルカリとなるのでリカー中に含まれる還元糖が多いと分解が進み、着色物質を生成する。
 
 
(ウ)脱色操作-骨炭濾過
 更に着色物質を除去するために骨炭、粒状炭、脱色用イオン交換樹脂などを充填した塔にブラウンリカーを通液する。日本の多くの工場は、脱色工程として“(炭酸飽充)→骨炭濾過→脱色用イオン交換樹脂”の順で処理を行っている。そこで、ここでは骨炭濾過での脱色について示す。
 
 骨炭とは、動物の骨(脚など硬い骨の部分)を800℃以上の温度で蒸し焼きにして、完全に有機物を炭化し、炭素が炭として残った多孔質の粒状の黒色の物質である。主成分はリン酸石灰で、その表面は炭素で覆われている。このため、骨炭は一種の天然のイオン交換体であり、脱色能と脱灰能(灰分のようなイオン性の物質を吸着する能力)を合わせ持っている。骨炭の体積当たりの脱色能力は、粒状活性炭(石炭などを原料にした粒状の活性炭。骨炭より脱色力が強いが脱灰力はない)などに比べて劣るため、精糖工場では20~50トンの骨炭を詰めた縦型の濾過器を原料糖の処理量に応じて、数本から十数本設置している。この濾過器にブラウンリカーを通液して、着色物質を吸着・除去する。通液前のブラウンリカーのICUMSA色価が600~900であっても、骨炭濾過器を通すと、色価は数ICUMSA色価まで減少する。この時、着色物質は骨炭の微孔に捕獲され、リカーから除去される。
 
 
(エ)脱色操作-脱色用イオン交換樹脂
 骨炭で処理した液にも一定量の着色物質が残っている。一部の着色物質は酸性基を持っていると考えられるので、強塩基性陰イオン交換樹脂である脱色用イオン交換樹脂で、この着色物質を除去することになる。しかし、強塩基性陰イオン交換樹脂の交換基が水酸(ーOH)基であると強アルカリとなり、砂糖を分解し、着色物質を生成するので、中性を保つために食塩(NaCl)で再生してクロル(Cl)型として使用することになる。
 
  日本の精糖工場で多く用いられている多孔質のAmberlite IRA401のような強塩基性陰イオン交換樹脂は、スチレン系の樹脂で、物理的強度が優れ、強酸・強塩基・酸化剤に対しても安定である。骨炭濾過後の数ICUMSA色価のリカーをCl型の強塩基性陰イオン交換樹脂に通液すると、通液後の処理液は、図4のように4ICUMSA色価程度となる。リカー中の着色物質は、一部は樹脂の多孔質の細孔に吸着され、一部はイオン交換されて除去されることになる。脱色用イオン交換樹脂を通過した後のリカーは、ファインリカーと呼ばれ、ほとんど無色・透明である。
 
 
(オ)煎糖操作(結晶化操作)
 結晶化(晶析)は、ある意味では究極の脱色法である。物質分子が結晶になる時、分子がある対称に従って特定の方向に配列する。これが結晶で、物質により特定の形、多面体となる。同時に、結晶が成長する時には、不純物を排除しながら、同一の物質分子だけから、特定の方向に配列して結晶となる。
 
 砂糖も同様で、不純物の少ない砂糖液であるとショ糖分子だけで結晶を造ろうとする。それ故、無色・透明であるファインリカーで晶析すると、不純物のない結晶を造ることができる。炭酸飽充やその外の脱色工程が実用化されていないころには、“結晶化→溶解→結晶化”を繰り返し行い、着色物質をはじめとする不純物を排除し、白色の砂糖を造っていた。
 
  この様に結晶化は、純粋な砂糖の結晶を得るには、最善の方法である。ただし、共存成分がショ糖の分子量と同程度で、化学構造が似ていると、ショ糖の結晶格子に共存成分が配列しまうこと、及び結晶の成長時に共存成分を含んだ微量の砂糖液が結晶中に包含されてしまうこと、などにより着色物質が結晶に収蔵される事になる

(一部抜粋終了)

そして更に追記ですが、こうした動物性の骨粉はどうやら納豆や味噌やその他の発酵食品にも当たり前のように使われているようです。

「この食品だったらお金を出したい!」より引用↓
「味噌、しょうゆ、酒、納豆、酢などは、いわゆる醸造、発酵産業と呼ばれ、これらの酵母菌等の醸造菌が使われる。
昔は自家酵母を使っていた業界もいまはほとんどが○○発酵などといった会社から醸造菌の株を購入。
発酵会社は醸造菌を培養液で育てている。その培養液の主原料が肉汁、つまり牛エキスを食べ育っている。
日本でわずか3社という納豆菌の培養メーカーは肉汁使用を認めた。
プリオンは確実に醸造菌の体内に移行するのでプリオン汚染されている恐れも否定できない。
自家酵母使用なら安心。」
(参考)「この食品だったらお金を出したい!」著者 船瀬 俊介

安心な納豆ごぞんじですか? http://p.tl/tS6w (ベジタリアンの掲示板より)

で、実際メーカーに問い合わせしたところ皆さん狂牛病との関連でこういう問い合わせが最近多いようで、ちょっと警戒されており、メールをやりとりしているうちに矛盾をしたことを言ってきてうやむやにされてしまったり(富士食品)、教えられないなどというところもありました(その会社【くめ納豆】にはその後取り引きの納豆菌製造メーカーを紹介してもらいましたが)。ですから、信憑性の面でメーカーは怪しいので、やはり家で作った方が確実かもしれませんね。

聞いた結果としては、納豆菌の培地として使用しているところもあれば、していなところもありました。

比較的大手のおかめ納豆やあずま納豆は培地として使用。多分他の大手も使用していると思います。
「しかし、エネルギーとして菌が分解してしまうので、納豆菌には肉のエキスは残っていません。」とか「(狂牛病)安全宣言が出された牛肉の肉エキスを利用しています!」との弁明でした。

使用していなかったのは小さいところですががんこおやじ納豆として商品を販売している矢口納豆。あとは、独自に発見した納豆会社が2社ほど(ごめんなさい、手元に資料がなくて。出てきたらまたアップします。東急系スーパープレッセで売られているものと、マクロビオティックの懐石料理屋で紹介してもらったメーカーのものなのですが…)。
これからも、近所のスーパーで売っている納豆を中心に問い合わせをして結果を報告させていただきます。

たれに関しても、あずま納豆は以前は牛肉エキスを使っていたが、狂牛病問題で使用しなくなりました。とのことでした。

(引用終了)

やっぱりこうした問題の根底には、食肉産業で出た「廃棄物処理」という問題があるのでしょうか?だとすれば、みんなが気づいて肉食をやめる以外にはないのでは無いじゃないかな?と、思います。

 

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