食肉産業で使う筋肉増強剤は喘息治療薬の再利用

こんにちは

ナチュラルニュースhttp://www.naturalnews.com/039290_Zilmax_cattle_Cargill.htmlでタイソン、カーギル等他の食肉の主要メーカーがメルクの動物用新薬のジルマック(Zilmax)を投与し始めたと言うニュースを見ました。そして、Zilmaxは以前ジルパテロールとして喘息の治療で人にも用いられていたと言う事です。この薬剤は、β2アドレナリン受容体におけるアゴニストで、代謝を変え筋肉のタンパク質を堆積し肉質を変えると言います。現在は世界アンチ-ドーピング協会により人での使用は禁止されている薬剤です。それでメルクはZilmaxを家畜の筋肉増強剤として販売する事を始めたようです。

以下は日本薬剤師会が発表しているドーピングについての資料。ジルパテロールはタンパク同化剤として使用する事は禁止されています。P6ページにジルパテロールの名前が有ります。

ドーピング防止のガイドブック
http://www.nichiyaku.or.jp/action/wp-content/uploads/2011/06/guidebook_web2011.pdf

このβ2アドレナリン受容体におけるアゴニストが家畜に対してどんな作用をするのか、ekouhou.netのHPに詳しく書かれていました。より高品質の肉を実現することおよび肉量を改善することへの1つのアプローチは、β2アドレナリン受容体におけるアゴニストである剤を投与することだそうで、Zilmax(商標)(ジルパテロール)は家畜動物におけるそのような使用のために登録されているそうです。ジルパテロールは生産動物の寿命の後期段階中に投与され、β2アドレナリン受容体における相互作用から開始し、それによって赤身筋肉の成長を促進し向上させるそうです。

だけど、かつて人で使用されて禁止になった薬を今度は家畜の飼料に混ぜちゃうってどうなんでしょうかね。筋肉量を増やして利益を最大化する為にされているこの行為。いったい行きつく先は何処なんでしょうか?個人的には人間は動物性たんぱく質なんて食べなくても生きていけると信じています。寿命の後期段階何て言うけど、大体肉牛は28カ月で出荷され食肉にされちゃいます。寿命の1/10だそうです。その上に薬剤づけにされて、無理やりに肥大化された筋肉を食べて本当に人間の身体には影響が出ないでしょうか?

忘れてはならないのはこうした薬剤の使用を生んでいる背景には私達消費者ニーズがあります。もっと赤身の美味しい肉をというニーズが有るから、生産者はこうした薬剤に手を出すのではないでしょうか?この世界を変えられるのは私達自身をおいて他にはいないと私は思います。

ジェイエイ北九州くみあい飼料株式会社のHP

肉牛として出荷される牛は、肉質が充実して最もおいしくなる時期まで肥育(牛に肉をつけさせること)され、 その後、出荷されて一生を終えます。

和牛で最も有名な黒毛和種の去勢牛(去勢した雄牛)は、サシが入って肉質の良くなる、約28ヵ月齢(2年4ヵ月)前後に出荷されます。寿命の約10分の1です。雌牛の場合は、去勢牛よりも2ヵ月くらい長く育てられて出荷されます。

(引用終了)

(ekouhou.netのHPより引用)

家畜動物用の同化剤として有用な複素環式化合物

式(I)の化合物および薬学的に許容できるその塩は、β2アドレナリン受容体におけるアゴニストである。それらは、家畜動物用の飼料添加物として有用である。
 

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一連の6-アミノ-7-ヒドロキシ-4,5,6,7-テトラヒドロイミダゾ[4,5,1-jk][1]ベンゾアゼピン-2(1H)-オンに関する。より詳細には、本発明は、一連の6-(アリール-1-メチルアルキル)アミノ-7-ヒドロキシ-4,5,6,7-テトラヒドロイミダゾ[4,5,1-jk][1]ベンゾアゼピン-2(1H)-オンに関する。該化合物は、β2アドレナリン受容体においてアゴニストとして作用し、家畜動物用の同化剤として有用である。
【背景技術】
【0002】
家畜の生産における主要な焦点は、依然として、飼料から赤身肉への転換を最適化することによる効率である。飼料は、家畜の生産の最終段階において経済的投資全体の高い比率を構成し、したがって、飼料転換率(FCR)を向上させる剤に対する継続的な需要がある。FCRを改善する最も有効な手法は、代謝操作により、動物が筋肉タンパク質を堆積させる可能性を向上させることであり、これにより、歩留まり等級および体組成物における明らかな利益も提供する。
【0003】
より高品質の肉を実現することおよび肉量を改善することへの1つのアプローチは、β2アドレナリン受容体におけるアゴニストである剤を投与することである。家畜動物におけるそのような使用のために登録されている剤の例は、Zilmax(商標)(ジルパテロール)およびOptaflexx(商標)(ラクトパミン)である。ジルパテロールは(±)-トランス-6-(イソプロピルアミノ)-7-ヒドロキシ-4,5,6,7-テトラヒドロ-イミダゾ[4,5,1-jk][1]ベンゾアゼピン-2(1H)-オンである。ジルパテロールおよび同様の類似体は、FR2534257において最初に開示され、その後、それらの動物飼料添加物としての使用がFR2608046およびEP272976において論じられた。ラクトパミンは(±)-4-(3-{[2-ヒドロキシ-2-(4-ヒドロキシフェニル)エチル]アミノ}ブチル)フェノールであり、van DijkおよびMoed(Recl.Trav.Chim.Pays Bas、1973、92、1281~1279)によって最初に開示された。その飼料添加物としての使用は、GB2133986に記述された。ジルパテロールおよびラクトパミンはいずれも、生産動物の寿命の後期段階中に投与され、β2アドレナリン受容体における相互作用から開始し、それによって赤身筋肉の成長を促進し向上させる、生物学的カスケード機構の活性化を引き起こす。家畜の生産を改善するための一連のアリールオキシプロパノールアミンは、最近ではUS6841563において開示された。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
家畜動物における食肉生産を改善するための剤として使用するための代替的なβ2アドレナリン受容体アゴニスト、特に、改善された特性を持つアゴニストの継続的必要性がある。経済的理由により、剤は、好ましくは低用量で食肉生産における所望の改善を提供すべきである。剤は、標的動物においていかなる望ましくない効果を生んでもいけない。最後に、動物によって生産される食肉は、人間が食するのに安全なものでなくてはならず、これは、食肉中の剤の残留レベルを最小限に抑えなくてはならないことを暗示している。したがって、理想的な剤は、標的動物種のβ2アドレナリン受容体に対して高い親和性を有し、該アドレナリン受容体において十分に効能があるアゴニストであるということになる。剤は、この受容体に対する高度の選択性を有し、消退期間の延長を必要とすることなく、食肉中の残留物の存在を最小限に抑えるために、動物から迅速に除去されることになる。ゼロ日の消退期間は、農場主に最大の経済的利益を提供する。したがって、本発明の狙いは、関連する家畜動物のβ2アドレナリン受容体において、高い親和性、選択性、アゴニスト効能および/もしくは効力を有し、ならびに/または動物から迅速に代謝的に除去される化合物を提供することである。

(引用終了)

それから、このジルパテロールがどんな性質の薬でいつごろまで喘息の治療薬として使われていたのかを調べたのですが、良く分かりませんでした。しかしβ2アドレナリン受容体アゴニストのリスクについて、ウィキペディアに載っていましたので、参考までに引用しておきます。皆様の更なる調査をして何か分かりましたら、私にもお知らせくださいね。お待ちしております。

(ウィキペディアより引用)

副作用 [編集]

一般に短時間作用型β2刺激剤の吸入は少量で有効で、全身的な副作用は出にくい。しかし、一部の患者に振戦、動悸、頻脈、頭痛、悪心、といった副作用が起こる。稀にβ2刺激剤を定量噴霧型吸入器やネブライザーによって吸入した後に気管支痙攣を引き起こす例が報告されており、「矛盾した気管支収縮」(paradoxical bronchoconstriction)と呼ばれている。多くの場合原因不明であるが、添加剤へのアレルギー反応など、β2刺激剤が直接の原因でない例もあると考えられている。また、ごく稀に重篤な血清カリウム値の低下を起こすことが報告されており、注意が必要である。

リスク [編集]

β2刺激剤のβ2選択性は完全ではなく、ある程度は他のアドレナリン受容体にも作用してしまう。β2選択性の程度は各種薬剤によってさまざまであるが、同様に気管支拡張薬として使われるアドレナリン(ボスミン)やイソプロテレノールに比べれば格段に高く、特に心臓への副作用のリスクはそれらよりはるかに低い。

2005年11月アメリカ食品医薬品局(FDA)は、長時間作用性β2アドレナリン受容体刺激薬(LABA)の使用が、重篤喘息の悪化と喘息関連死のリスクの増大に関係していると発表した[5]。FDAは、喘息の治療においてセレベント・ディスカスは、低用量-中用量の吸入副腎皮質ステロイド剤などの、他の喘息コントローラーによる投薬治療に適切な応答をしなかった患者にのみ、追加治療として用いられるよう勧告している。

大規模メタ分析の結果、β2刺激剤の常用吸入が喘息の症状悪化・喘息死のリスクを増大させるという研究が、いくつか提出されている(例えば[6])。β2刺激剤の常用は気管支拡張および気管支保護効果へ耐性(タキフィラキシーまたは脱感作としても知られる)を生じさせることが知られており、これが喘息の症状悪化と喘息死に寄与していると考えられている。脱感作には二つの機構が特定されており、短期にはβ受容体のリン酸化によるGsのアンカップリングが関与し、長期には、受容体のダウンレギュレーションが関与する。近年、β2アドレナリン受容体の多型性(人によってアミノ酸配列が異なる)がβ2刺激剤への反応に違いを生じさせており、あるタイプの遺伝子型の人たちにおいてβ2刺激剤の常用が急速にβ2刺激剤に対する耐性を生じさせる、という研究がある[7]

(引用終了)

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